緊急地震速報で中学生100人避難...震度4、21秒前に受信

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読売新聞ニュースから。

     岩手・宮城内陸地震で、東北大が宮城県内の公立校に試験導入した緊急地震速報の自動放送システムから警告を受け、同県白石市立白石中学校にいた生徒約100人全員が、揺れの到達前に無事避難していたことが、東北大災害制御研究センターの調査でわかった。


 最近、TVでニュース等を見ていると「緊急地震速報が間に合わなかった」といったニュースばかり流れていますが、このように役に立つ事もあるのです。
 これだけで終わってはつまらないので、何故緊急地震速報が間に合わない事があるのか・・という事について。
 まず始めに、これが一番多い誤解なのですが、そもそも緊急地震速報は画期的な万能地震予知システムではありません。ニュース等でも時々放送されています が、地震によって発生するP波とS波が到達する時間差を利用して、全国に敷設されている地震計でP波を感知すると同時にこれからS波の到達するであろう地 域に対して即時的に警報信号を発信する物です。
 なので、緊急地震速報は必ず「地震の発生後」に配信される事になります。つまり、震源の直上では時間差がほぼ0なので残念ながら緊急地震速報は間に合いません。ここで、緊急地震速報が直下型地震と呼ばれる物に対しては無力であることを覚えておきましょう。
 例をあげて説明すると、たとえばこのニュースで取り上げられている事例では
地震発生:2008年6月14日08:43:45:3
宮城県大崎市(震源から約40km)にて緊急地震速報受信:3秒前
白石市白石中(震源から約100km)にて緊急地震速報受信:21秒前
また、地震波(P波)の速度は約6km/s、S波の速度は約4km/sといわれている事から考えると、
宮城県大崎市から12km以上震源に近い地域では緊急地震速報が間に合わなかった、若しくはS波到着とほぼ同時だった可能性が高いです。
残念ですが、これは緊急地震速報の仕組み上仕方の無い事です。

 その点をよく理解した上で、緊急地震速報を過信しすぎずに普段からしっかりとした心構えをしておく事が大切なのではないでしょうか。

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