【特別企画】 FOMA VS SoftBank3G 品質対決? in 新幹線
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次に調査したのは、ズバリ新幹線です。今回は上越新幹線(大宮→高崎間)で、ピクト表示だけではなく実際に通話テストも行ってみることにしました。高崎から越後湯沢までは、トンネルの区間が非常に長く、どの携帯電話も圏外になってしまうため、実質データを取ることが出来たのは大宮→高崎間の30分間ほどでした。なお、今回から実験に使用する端末を一部変更することにします。
表3.実験機器一覧(更新)
| 機種名 | メーカ | 対応方式(対応周波数) | |
| NTTドコモ(FOMA) | P904i | パナソニック モバイルコミュニケーションズ |
W-CDMA(800/1,700/2,000MHz) |
| ソフトバンクモバイル(3G) | 705NK(N73) | NOKIA | W-CDMA(2,000MHz) GSM(850/900/1,800/1,900MHz) |
前回の実験で、「ソフトバンクだけNOKIAって平等じゃないのでは?」という指摘がありました。確かにNOKIA製の携帯電話の電波感度は巷で非常に良い評価を得ているようです。そこで、実際に電波状況が徐々に悪くなっていく場所で歩きながら、この705NKとシャープ製の911SHを比較してみました。アンテナ表示の低下の様子を見てみると、705NKが「少し電波感度良いのかな?」と思わせるような素振りを見せましたが、結局ほぼ同じポイントで圏外になりました。また上記に記述した通り、今回はピクト表示ではなく実際に通話テストも行ったため、さらに正確なデータが取れるようになっています。ちなみにF703iからP904iになったのは、単に機種変更したからです。
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| 写真3. 仲良く?並ぶFOMAとソフトバンク3G(写真は越後湯沢→富山間の列車内で撮影。) |
明らかな違いが出たFOMAとソフトバンク3G
さすがに新幹線の中で誰かとおしゃべりするわけにはいきません。というわけで、FOMAからはDCMXセンターに、ソフトバンク3Gからは157(お客様センター)に電話し、自動音声案内を聞くことにしました。実験は大宮を出発してしばらくした後、列車が速度に乗ってきたなと感じてからスタートです。おっと、大事なことを忘れていました。両耳にケータイを当ててる変な大学生という冷たい視線は感じないようにします。(耐えられずにBluetoothのヘッドセットを使ったことは秘密です。)
<FOMA>
発信ボタンを押した後、問題なくスムーズにつながりました。これは結構好印象です。がしかし。すぐに通話品質アラームがピーピー、再接続アラームがポーポー鳴り始めました。もはやガイダンスのお姉さんの声は聞こえません。しまいには切断され、結局通話は1分程度で終了しました。何度か繰り返しているうちに(大宮から離れ高崎駅が近くなるうちに)、このような状況は少なくなっていく傾向にありましたが、やはり不安定な場所がありました。さらに高崎駅の少し手前で、再びまともに通話ができなくなりました。ふとアンテナ表示を見てみると、これでもかと言うくらいにフラフラフラフラ…。0本になったり3本になったりで、ガイダンスのお姉さんの声はもはや飛び飛び。ピーピーポーポーです。(?)高崎駅に突入直前で3本に復活し、なんとか切れることはありませんでした。
今回の実験で、FOMAは高速移動中で切れそうでもとにかく粘りまくる傾向が見られました。しかし場所によっては、かなり使い物にならなかったと言えます。
<ソフトバンク3G>
発信ボタンを押すと、比較的すぐに接続されました。なかなかの好印象。がしかし。しばらくガイダンスを聞いていると、突然何も聞こえなくなりました。切れたみたいです。再びかけ直しますが、やはり1分くらいで突然切れました。確かに上記の通り、FOMAも比較的苦戦していた場所なんですが、差が出たのはここからです。その後ソフトバンク3Gはまったく問題なくガイダンスのお姉さんの声を聞くことが出来ました。部分的に「あっ、今途切れたかな?」と感じる場所はあったにせよ、通話品質アラームなどで遮られることもなく、無事高崎駅に到着しました。結局通話が切れたり不安定になったのは、上記の2回のみです。
今回の実験で、ソフトバンク3Gは高速移動中に電波が不安定になると突然切れることがあると判明しました。がしかし、通話中のハンドオーバー性能も前回の実験同様比較的優秀で、「実用範囲内かな?」と思える結果だったと思います。アンテナ表示も相変わらずドッシリ構えています。
この実験をやった本当の狙い?
実は、今回の実験はFOMAの方が良い結果を出すものだと想定して行いました。基地局的にはFOMAの方が圧倒的な数を持っているので、首都圏から離れていけばソフトバンク3Gが不利になると考えたからです。ましてや新幹線は、ドコモの方が対策をしっかりしていると思いこんでいました。なので「FOMAもこーゆーロケーションでは強いんだぞ!」と、この記事で書きたかったわけです。
が、残念ですが無理でしたね。正直な話、通話中のアンテナ表示もFOMAはフ〜ッラフラでした。明らかにハンドオーバーしたのが分かる位なので、移動速度が速すぎてソフトハンドオーバーできなかったのでしょうか?ベースバンドチップが悪いのか、それともFOMAのエリア設計に問題があるのか、もっと根本的なところ(無いとは思いますが、ライセンス料を支払うのが嫌でW-CDMAそのものに手を加えたとか。)に問題があるのか…。クアルコム製のチップセットを搭載したFOMAだと、この実験結果はどうなるんでしょう?謎は深まるばかりです。
ソフトバンク3Gも切断が2回ありました。しかしこれは時間が解決してくれそうな気がします。新幹線なんかの対策はまだまだこれからでしょう。問題はこれだけ基地局を打ってチューニングしても未だトラブってるFOMAです。「数打てば当たる。」のスローガンの元、基地局をマシンガンのごとくブッ放しているFOMAは、確かに地方のローカルなエリアにおいてauをも追い越す勢いです。しかし、本当にそれだけで良いのでしょうか。むしろ最近のFOMAは、都心部の方が電波が不安定だと感じやすい気がします。ましてやハンドオーバー性能は4社の中で最下位だと思います。
「もう一度都心部からFOMAのエリアを見直して欲しい。」
これが今一番NTTドコモに対して言いたい一言です。
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